ここに2つ並んだ部屋があります。片方には「地獄」、もう片方には「極楽」と書いてあります。
どちらの部屋にも同じようにごちそうが並び、同じように三尺(約91cm)もある長い箸が用意されているそうです。
「地獄」と書いた部屋に入ると、その長い箸を使って皆、われ先に食べようとしています。ところが箸が長すぎてごちそうを自分の口に運ぶことができず誰も食べられずにいます。やがて皆イライラしはじめ、争いがおこり始めます。
「極楽」と書いた部屋に入っても同じ長い箸を使っています。ただ、食べ物をお互い向かい合っている人の口に運んであげて食べさせ合っています。おいしいものを楽しく食べ、皆満足で幸せな気分でいます。
地獄と極楽。それは違う場所や時間にあるのではなく、私たちの心のなかにあるのかもしれません。
(仏教の教え)